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11月8日 大切にしていた患者さんが亡くなった

ターミナルだったので、わかってはいたんだけど

最後、お家に外出してから、レベル低下するのがとても早かったな

幸い、家族はわたしたちのケアをとても喜んでくれて、感謝の言葉を何度も何度も伝えてくれた
ご本人の身体は、浮腫が強くて少し痛々しかったけど、拘縮もなく、口はしっかりと閉じれて、綺麗な状態に保てていた

外出したのは、亡くなる4日前
最後にお話できて、お口から食べれたのは、亡くなる1日前だった
浮腫は痛かったみたいだけど、苦しさや痛みは比較的少ない状態ですごしてもらえたんじゃないかと思う

最後の最後まで、関わらせてもらえて本当によかった
わたしのことは認識していてくれたかわからないけど
お部屋にいくといつも 手を握ってくれて
リハビリのあとは「ありがとう、わるいなあ」
と可愛い笑顔で伝えてくれた
お花が好きで、コスモスの花や、ほおづきを用意したら、目をきらきらさせて喜んでくれた
写真は、「恥ずかしい」とあんまりとりたくなかったみたいだったけど、家族への連絡ノートでご本人の様子を伝えるため、笑顔の瞬間をたくさん撮らせてもらった

寝たきりの中、リクライニング車椅子で何度も散歩した
最初はしぶるんだけど、毎回、帰ってきたときは喜んでくれていた

挑戦して、よかったことがたくさんある
毎日の訪室
リハビリでの離床
外出
家族への連絡ノート
家族との関わり
チームへの働きかけ
エンゼルケアへの参加

どれも、戸惑いがあったけど
支えてくれた先輩たちのおかげで、
一歩踏み込んでいけた

ご家族の心が少しでも穏やかだと嬉しい

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今日で10月が終わる。10月17日に風邪をひいて欠勤したんだけど、まだ咳が長引いてて、だいぶましかと思ったら、今日の夕方から喉に激痛が走るようになった。免疫がよわっているんだろうけど、こんなに長引いた風邪ははじめてでとまどってる。のどぬーるスプレーしてマスクして寝る。
勉強会の準備で22時まで仕事だったけど、鶯巣さんが可愛くて癒されて、帰り道のわたしは完全にずぼら自虐ババア。脱毛とかいろいろ放置しすぎてる、いや、いつまでも可愛くいたい気持ちはあるんだけど

昨日、広島にいってたんだけど、久しぶりにあって、変な照れのような、よそよそしさがあって
なんかなって感じだった
朝、身体かさねて、楽しかったし、嬉しかったけど、
やっぱり離れて別々なところにいると、お互いわからないところが増えてしまうんだろうか

うんと

LINEの返事がこなくてさらにさみしい深夜
なにしてんだろー
いちばん陥りたくないパターーンだわこれ
彼とお付き合いしてからは
ユキコ道のごとく
羽のようにかろやかで
凪のように穏やかな女でいた(つもりな)のに

書きながら思い出したけど
ユキコ道ではこちらからの連絡は一切禁止なのでした
こちらの予定はうごかさない
メールは1日一通3行まで
会いたい、さみしい、好き  は禁止
プレゼントはたとえバレンタインでも禁止

うううう
彼とはもう婚約しているのだけど
そういう場合もやるんだっけ?

まあ ないがしろになりたくないし
意識してみましょう


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こんなふうに寂しくなったのは久しぶりだな
先輩夫婦の仲が良い様子をみて、彼に逢いたいと思ってしまった
わたしはずっと彼に依存したくなくて、思ってる通り依存していなくて、彼が広島にいたって割と平気にすごしてたのに
わたしは忙しくて、いつも仕事に追われていて、最近おひとりさまでも全然抵抗なくて、寂しさなんて、忘れ去っていたのに
そう思ってたのに
結局は、なんだかんだ、抱えてて
それをただ見ないように、平気なようにして、抑え込んでただけなんだろうか

ストレスチェックなんてばかにしてたけど
わりと真意をついてきてて、
直感で答えてみたけど、
頼れる人、信頼できる人、相談にのってくれる人、は家族や配偶者や友達でなくて上司って、なんだそれ 
上司は上司であってそれ以上でも以下でもないんだよ 聞いてくれるに決まってんだよ
そういう表面上だけでも ちゃんと対応してくれてるかが大事なんだろうけど、それを家族や配偶者や友達と並べて答えてみたら結構きついものがあった
みんなが頼りにならない、信頼できない、相談にのってくれないんじゃなくて、全部自分が抑えてるから悪いんだけど
わたしの心はいつまでも、いつものままだ

ほんとうは

明日で東京へは最終日
ゆうさんへのプレゼントもきまらないまま

最近はわりと気持ちが落ち着いている
それは東京のせい?
少なくとも影響はありそう
変なストレスは取り除かれた
これってすごいことだよね
先生に感謝している
もっと早くすればよかったのかも

そして仕事で褒めてもらうことが増えた
もっと頑張ろうと、気持ちが前向きになってきた
やはり、やりがい=充実 なんだろうか
虚無感が減っている
かわいいかわいいおばあちゃんのおかげでもあるかもね

手をにぎってくれて
しわくちゃの自分の顔にほおずりをしてくれる
かわいいおばあちゃん
ターミナルのケアをしている
体を大事にして、無理をしちゃいかんよ、って
うちのおばあちゃんと同じことを言ってた
年が大きくなると、みんなそう感じるのだろうか

わたしが日々気にしていることなんて
95年の人生を考えたらちっぽけなんだろうな