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11月8日 大切にしていた患者さんが亡くなった

ターミナルだったので、わかってはいたんだけど

最後、お家に外出してから、レベル低下するのがとても早かったな

幸い、家族はわたしたちのケアをとても喜んでくれて、感謝の言葉を何度も何度も伝えてくれた
ご本人の身体は、浮腫が強くて少し痛々しかったけど、拘縮もなく、口はしっかりと閉じれて、綺麗な状態に保てていた

外出したのは、亡くなる4日前
最後にお話できて、お口から食べれたのは、亡くなる1日前だった
浮腫は痛かったみたいだけど、苦しさや痛みは比較的少ない状態ですごしてもらえたんじゃないかと思う

最後の最後まで、関わらせてもらえて本当によかった
わたしのことは認識していてくれたかわからないけど
お部屋にいくといつも 手を握ってくれて
リハビリのあとは「ありがとう、わるいなあ」
と可愛い笑顔で伝えてくれた
お花が好きで、コスモスの花や、ほおづきを用意したら、目をきらきらさせて喜んでくれた
写真は、「恥ずかしい」とあんまりとりたくなかったみたいだったけど、家族への連絡ノートでご本人の様子を伝えるため、笑顔の瞬間をたくさん撮らせてもらった

寝たきりの中、リクライニング車椅子で何度も散歩した
最初はしぶるんだけど、毎回、帰ってきたときは喜んでくれていた

挑戦して、よかったことがたくさんある
毎日の訪室
リハビリでの離床
外出
家族への連絡ノート
家族との関わり
チームへの働きかけ
エンゼルケアへの参加

どれも、戸惑いがあったけど
支えてくれた先輩たちのおかげで、
一歩踏み込んでいけた

ご家族の心が少しでも穏やかだと嬉しい